地方から(ほぼ)塾なしで東京大学に合格できた話。落ちるのは意外なポイント。

生活改善

自分は田舎で生まれ育った。公立の普通校の学校に通ってほぼ塾を使わずに東京大学文科一類に合格できた。

振り返ってみると、E判定続きだったり、浪人したり、でも現役でも浪人でも東大以外を受けていなかったり、、、自分の中でも大きなイベントだった。

今回の記事では当時を振り返りつつ、合格するために大切な要素について解説する。

筆者のプロフィール

田舎に生まれる

やたらと寒くてやたらと坂が多い場所に生まれた。
両親は大学に行ってなくて、大学受験やキャンパスライフの情報は一切持ってなかった。

公立の普通校→地元の進学校

地方の普通の公立校に小学校から中学まで通った。

なんか勉強はできるタイプで高校はその地域で一番偏差値が高いところに行った。
この頃はゴリゴリに勉強がアイデンティティのちょっと変わった高校生だった。

ちなみにバンドをやっていて、青春になっているのはサカナクションの新宝島。

受験のきっかけ

高校はレベルが高くて、一回校内テストの順位が120位/210人くらいまで下がった。
正直自分のレベルはこのくらいだと諦めてた。

ただ、高校1年生の時に高校のOGの人と話してその人は1年生で130位をとってそこから勉強して東大に行ったらしい。

え、この順位から東大に行けるのか?って思ったのを覚えている。
1位とか勉強ができることがアイデンティになっていたので、ここで受験に目覚めた。

次の模試には第一志望に「東大」って書いてたと思う。

その後の遍歴

  1. 全部平均点だったので古文をガチる&元々得意な数学で頭抜ける
  2. 学年で校内30位くらいはキープできるようになった
  3. 現役時代はずっとE判定、塾には行かなかった
  4. -10点で落ちた(東京大学文科一類)
  5. 予備校(地元)に行って勉強&現役合格をした友達のゴシップで生活を鮮やかにする
  6. +10点で受かった(東京大学文科一類)

ちなみに、現役時代も浪人時代も併願はしていない。なんなら東大受験生は併願なんてしないと思ってたレベルで脳みそが溶けていた。

俺がまだ受験している世界線が存在していると思うとかなり恐ろしい。

    不合格になる原因

    前提としてではあるんだけど、自分の周りを見ていて、自分よりも遥かに優秀な人とか、能力値が高い人でも第一志望に合格できないなんてことは頻発する。

    その一番多い原因は「そもそも目標にしていた大学を受けてない」こと。

    いろんな事情と理由があるとは思うんだけど、そもそも受けずに安牌の学校に流れる人とか、親に止められたりとか、そんな人が多い。

    そもそも戦場に立たないと、勝つこともできない。

    だから、個人的にはおすすめの参考書やおすすめの塾より、何よりもこの点「そもそも受ける」と言う部分としっかり向き合ってもらうことが大事。

    受かった要因と取るべき戦略

    自分が受かったのは以下の3点があるからだと思ってる。

    親との協力体制を敷いておく+情報は共有する

    受験において、親って親である以上に自分への出資者でもある。
    会社が株主の言うことを蔑ろにできないのと一緒で、基本的に子供は親の意向には財力の関係で抗えない。

    よって、個々の関係性を無碍にするべきではない。

    現に、周り見てても親との関係性がうまく行ってない人は結構受験後半で揉めてる印象。

    大事にするべきは、適切な情報交換と認識のすり合わせをしているかどうか。

    具体的には

    • 自分のやりたいこと、行きたいところを伝える
    • どのくらいの浪数を覚悟しているのか
    • いくらくらいかかるのか
    • 模試の結果はどのレベルでそれを踏まえてどのように感じているのか

    ちゃんとコミュニケーションをとっていることが大事。

    「撤退の基準」は引かない

    よくあるのが「共通テスト〇〇点だったら受けるor諦める」とか。

    撤退の基準を引いている人って驚くほどその基準を下回っていく。

    どちらかと言うと撤退の基準よりも、合格基準に達成するために不足分がどこで、それをどこで獲得するのかを考えた方がいい。

    一方で引いた方がいいと思うのは「許容できる浪数と資金」だと思う。
    東大とかの難関大学は浪数が重なるほど合格率が下がっていく。

    人生の大半を大学受験に消耗しないためにもこの観点は考えてもいいかと思う。正直現役生は考えなくていいと思う。

    同じ志の友達を持つ

    何気メンタルを保つ上で大事だったのはお昼ご飯とかで話せる友達だった。

    ここで注意なのは、志望校は一緒じゃなくてもいい。

    どちらかと言うと、自分の目標を持っていて、そこにしっかり向かっているタイプの友達を持つ必要がある。

    まとめ|受かってからの絶望と希望

    東大に入って初っ端で驚愕した。こんなにも勉強ができて、人間として優れている人間がいるんだって。上には上がいる。

    加えると、ここまで偉そうに合格のための心構えみたいなものを記述してきたんだけど、そもそも大学に行くことってスタートライン。
    大学のレベルなんてものはカラオケの学割を使う時に学生証でドヤ顔できる程度のもの。

    だから病的に囚われる必要はないし、囚われるべきではないと思う。

    ただ、目標に向かって何かをやり切った経験や目標としていた大学での出会いは自分の中でも輝かしいものだった。

    是非とも今どうしても行きたい大学がある人の参考になれば幸い。

    東京在住の25歳。
    後先は考えないタイプで、高校受験、東大受験(現役・浪人)ともに併願なしで挑んでました。
    東京大学文科1類に運良く合格。法学部に進みましたが、一番面白かったのはICT系・芸術の授業でした。
    興味が続かずに弁護士にはならず、ITベンチャー企業で働いています。
    動画編集、プログラミング、最近はAIなど色々やってます。

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