業務でも趣味でも生成AIをフル活用しているんだけど、使い込もうとすると課金問題は避けては通れない。
この記事ではどの生成AIツールに課金するべきか、どの役割をどのツールで行なっていくべきかを検討していく。
もちろん人によってケースは違うだろうから、検討の参考にしてもらえると幸い。
そもそもなんでこんなことをしようとしているのか
前提として、押さえておきたいことが2つある。
- 生成AIツールは基本的にサブスクリプションの課金制度をとっている
- サブスクリプションは悪魔の発明(息をしているだけで金を取られる)
よって生半可な気持ちで課金をすると、私の財産が痩せ細っていく。

便利なツールたちを応援したい気持ちはあるが、自分の財産を守るために心を鬼にしてこの問題に取り組んでいく。
筆者の現状|主にリサーチ、コーディング、文章生成、資料作成
現状の課金はこんな感じ。
- ChatGPT:plusプラン$20
- Claude:proプラン$20
- Rork:$20
その上で、生成AIの使い方の現状を整理する。趣味・業務を広くみて、以下のようなシーン。
- リサーチ
- 簡単な単語レベルの検索から、市場調査的な大規模なものまで
- 簡単なものはChatGPTのSearch機能、複雑なものはChatGPTのDeepResearch。
- プログラミング
- 趣味の個人開発としてのアプリケーション開発、UIの開発、バグ修正、コードレビューなど
- 業務で必要なコーディング(自動化業務や生成AI導入)
- ここがめっちゃ検討している部分
- UI開発→Rork(iOSアプリ作りたかったから)
- コードの出力、デバッグ→ChatGPTのoシリーズモデルか、Claude3.7sonnet
- 資料作成
- 会社に提出する企画書や提案書、研修用のスライド
- 文章系の生成→ChatGPTのoシリーズのモデル
- プレゼンテーション資料の作成→Claude(SVG描画)
- 文章作成
- ブログ記事のドラフト:ChatGPT
- 議事録:ChatGPT
- メールや提出物に誤字脱字がないかどうかの検討:ChatGPT
今感じている課題感
結論として、「コーディングエディタを追加で課金したいけど、個人の趣味で$80/月は流石にロマンすぎる」と言う部分。具体的に書いていく。

今のスタイルはClaudeの出力をそのままVSコードに貼っている。
この移植作業が虚無。
あと、同様にSVG形式でClaudeに出力したプレゼンテーション資料をいちいちダウンロードしてFigmaに移して編集することをやっているんだけど、このダウンロード作業がClaudeはめっちゃしづらい。
よって虚無作業が生じる。AIを使って虚無作業をするなんてナンセンス。
で、追加のコードエディタの課金をしようとしているんだけど、意外にポテンシャルが高そうだから、これを気に検討を一気に進める。
どのAIでどのタスクを補完するか(検討フェーズ)
Cursorが意外に強い

AI駆動開発といえばのCursorなんだけど、仕事でガッツリとコーディングするわけじゃないし、課金はできないと考えていた。
ところが、Cursorのポテンシャルは結構高いことに気がついた。
と言うのも、文字の生成とコードの生成に関する作業は全部こいつでできてしまう。
それに、このサービスに課金すれば、各社のほとんどの強いモデルを使うことができる。
Cursor3.7Sonnetも使えるし、ChatGPTのoシリーズも使えるし、Google系のモデルも使える。
ってなるとClaudeいらなくね?
今のClaudeの使い方は
- SVG描画によるプレゼンテーション資料の作成
- コーディングの補完
- センスが要求されるUIの開発
これ全部Cursorでできるんじゃないかと思った。
例えば資料作成。

やっていることとしてはClaude3.7Sonnetを使ってSVGを描画しているだけなので、これでいいんじゃないか。
なんなら、ダウンロードする手間が省けるので、この方が楽説もある。

もちろんコード生成もこっちの方が楽。今まではChatGPTやClaudeに生成させてたコードをコピペしていたから、コーディングの生産性が爆上がりしている。
Rorkへの課金は愚策だった

Rorkに課金して使ってみたんだけど、結論あんまり良くなかった。
理由として
- 日本で使っている人が少なくて使いこなすための情報取得がしづらい
- とあるYouTuberさんの動画でboltを使ってて、試してみたら、自分の用途にとってはboltが完全上位互換。
- boltとかv0ならワンチャン無料枠でも開発できる(Rorkは課金ほぼ必須)
Cursorとboltの無料枠でRork課金以上の成果を得られてしまった。
ChatGPTはどうか

先述の通り、文字の生成ができるものはCursorで補ってしまうということも可能。
であれば、ChatGPTも乗り換えることができるのではないかと考えた。
ただ、ChatGPTのメインの使用シーンはリサーチである。
特にChatGPTのDeepResearchにかなうリサーチが現状見つかってないので、これは必要なんじゃないかと。
GeminiのDeepResearchとかもあるけど、詳細な比較検討はしていない。
結論とその理由
結論としては、ChatGPTへの課金継続、Cursorに課金$20、Claude, Rork解約。
- Cursorへの課金理由
- コーディングタスクの重要度が上がってきているため
- また、Claude 3.7Sonnetをここから使うことができるのも強い
- ChatGPTへの課金理由
- 主にはリサーチ
- DeepResearchの精度はChatGPTが圧倒的にいい
- 先行してモデルが使えたりするので、損はないかと。
- UI生成系を課金しない理由
- 現段階の知識で課金しても使いこなせない。
- boltやv0が無課金ユーザーにも優しいので、これでなんとかなる
- Claudeを解約する理由
- 資料作成、コーディングという自分の使い方だと、結局Cursorでも使えてしまうため。
まとめ
今回の記事では、今の自分にとっての最適な課金形態を探ってきた。
Cursorのポテンシャルが意外に強いのと、自分の使い方だと、Claudeが余ってしまうのが大きかった。
これからも折に触れて課金形態を見直しつつ、このAI時代を生き抜いていきたいと思う。
情報を発信し続けるので、またこのブログに戻ってきて欲しい👍