タイトルにもあるように、ChatGPTからClaudeにメインの環境を乗り換えようと思っている。2026年5月頃にClaudeからChatGPTに乗り換えて、そこからずっとChatGPT・Codexユーザーだったんだけど、この度Claudeにまた乗り換えることになった。
正直自分は新しいモデルの発表に踊らされたり頻繁な乗り換えをしたくはない。
ただ、直近のOpenAI系のモデルは使いづらすぎると感じていて、久しぶりにClaudeを触ったらやっぱりClaudeが好きという感想になった。

今回の記事では、ChatGPTユーザーが触ったClaudeの特徴・使い心地、乗り換えるに至った理由について解説していこうと思う。
ChatGPTとClaudeのどっちに課金しようか、Claudeが気になっているけど触るべきか、などで悩んでいる人の参考になれば幸い。
ChatGPTとClaudeの最新モデルについて紹介
この記事の中では、2026年10月現在の最新モデルを比較していくことになる。
OpenAIはGPT-6.1 Sol、AnthropicはClaude Opus 5.5。
ここで「?」って思った人は鋭くて、それぞれ一番強いモデルはAstra系のモデルとFable系のモデルである。ただ、これらは実務ではほとんど使わない。そもそも高すぎるし、オーバースペックが過ぎる。AIエージェントを統括するマネージャー役や、よほど複雑な問題の処理など、用途がかなり限られる。
一方で、最初に挙げた2つのモデルはそれぞれ一般的なタスクを処理するときにメインで動くモデルになっている。
よって今回比較していくのはこの2モデルになる。

Claude Opus 5.5とGPT-6.1 Solのベンチマーク比較
ベンチマーク的な比較は以下の通りである。まずは基本スペックと、第三者機関のArtificial Analysisによる総合スコアから。
| 項目 | Claude Opus 5.5 | GPT-6.1 Sol |
|---|---|---|
| リリース日 | 2026年9月22日 | 2026年9月29日 |
| API料金(入力/100万トークン) | $4 | $2 |
| API料金(出力/100万トークン) | $20 | $10 |
| 出力速度 | 約93トークン/秒 | 約48トークン/秒 |
| Artificial Analysis Intelligence Index | 58(max設定) | 50(high設定) |
総合スコアではOpus 5.5が8ポイント上で、出力速度も約2倍。一方でAPI料金はSolがちょうど半額になっている。
次に、各社が発表時に公表しているベンチマーク。Anthropicは、GPT-6.1 Solが出る前に発表しているので、OpenAIの最上位モデルGPT-6 Astraと比べている。
| ベンチマーク | 測っている能力 | Claude Opus 5.5 | GPT-6 Astra(参考) |
|---|---|---|---|
| Terminal-Bench 4.0 | エージェント型のコーディング | 66.4% | 57.9% |
| GDPval-AA v2.1 | 44職種の実務タスク | 1846 Elo | 1542 Elo |
| Humanity’s Last Exam(ツールあり) | 分野横断の高難度な推論 | 67.7% | 57.2% |
| AutomationBench | 業務ワークフローの自動化 | 40.0% | 41.4% |
一方のOpenAIは、GPT-6.1 Solの発表でOpus 5.5と直接比較していて、次の2点をアピールしている。
- 業務自動化のAutomationBench 1.0.6(medium設定)でOpus 5.5を2.2ポイント上回り、コストは約3分の1
- PDF資料を扱う実務タスクのGDP.pdfでもOpus 5.5を上回り、タスクあたりのコストは半分以下
各社とも自社に有利な指標を選んで公表しているので、数字を横並びで単純比較はできない。ざっくり言うと「総合力・速さ・コーディングはOpus 5.5、コスパと一部の業務自動化はSol」という構図だ。ただ、実際に使った体感の差はこの数字以上に大きかった。その理由をここから書いていく。
出典:Anthropic「Introducing Claude Opus 5.5」、OpenAI「Introducing GPT-6.1 Sol」、Artificial Analysis(Claude Opus 5.5)、Artificial Analysis(GPT-6.1 Sol)(2026年10月4日時点)
比較の前提:筆者のAIの使い方
自分がAIを使うのは次のような場合である。
- 特定のテーマのリサーチ
- 戦略や方向性などの壁打ち
- ドキュメントやパワポなどの資料作成
- Webブラウザを操作してもらって面倒な作業をやってもらう
- 日常生活のタスク管理
- 動画編集タスクの実行
最後の動画編集以外は、一般的なAI活用をしている「非エンジニア」という立ち位置になっていく。
この使い方をしているときに最も重要になってくるのは
- 手戻りを少なくして目標を達成できること
- 読みやすく、意味のわかる日本語を使えること
- ツール連携の幅の広さ
ここら辺になってくる。
ChatGPTを使っていた理由
ここで、もともと自分がChatGPTを使っていた理由についておさらいする。
というのも、「玄人は黙ってClaudeだろ」みたいな風潮があるから。なんでわざわざChatGPTのモデルを使っていたの?という話をしたい。
Claude Opus 4.8でアレルギーが出た
ClaudeはSonnet 4の性能に惚れて、そこから使っていた。
それは、賢いのはもちろんなんだけど、タスクのこなし方がユーザーフレンドリーだったのが大きい。
というのもChatGPT系のモデルは最初から完成させようとしてくる節があった。ユーザーの要求に100点を出そうとするあまり、オーバーワークをしたり、過度な装飾をしたり、前提を無視したりなどが目立っていた。
その点Claudeは適宜ユーザーに確認したり、初稿を出して方向性を探ったりしてきた。
ところが2026年の5月ごろにAnthropicが発表したOpus 4.8で話が変わってきた。
まず、文章がわかりづら過ぎる。端的に伝えようとするあまり、変なカタカナ語や圧縮言語(過度に抽象的な単語を使って煙に巻く手法)を使ってきたりなどしてアウトプットが読みづらくなった。
それだけじゃなくて、タスクの進め方も最初から完璧を出そうとしてくる方針に舵が切られてしまった(今思えばFable系への布石だったとは思うんだけれども)。
そんなときに触ったGPT-5.5に惚れてしまった。素直にいいアウトプットを出そうとしてくれる体感があったし、何よりも日本語が読みやすかった。
ChatGPTのデスクトップアプリが使いやすかった
モデルだけじゃなくて、この頃のChatGPTのデスクトップアプリはClaudeのものに比べてとても使いやすかった。
変な設定をすることなく、ChatGPTアプリで外部ツールとの接続をシームレスに行うことができた。また、ChatGPTのUIとCodexのUIが同じアプリの中に組み込まれていて、幾つもウィンドウを開くということをしなくて済むようになった。
一方Claudeはこの頃、ClaudeのチャットとClaude CodeのCLIがそこまでシームレスじゃなくて、チャット体験とClaude Codeの体験が分離され過ぎていて幾つもウィンドウを起動させる必要があった。
画像生成もこなすことができるので最高
極め付けがこれ。ChatGPTの画像生成がかなり優秀になった。
「ジブリ風」とかで騒いでいた時代しか知らない人は反省した方がいい。
素人がイメージするLP、広告、写真画像、図解などは基本的に画像生成でそれっぽいものが作れるようになってしまった。
それでもClaudeに再度乗り換える
しかし、ここ最近この前提が崩れてきた。
ここからはClaudeに乗り換えるに至った理由を解説していく。
GPT-6系、特にSolがゴミ過ぎる
これはキレさせて欲しい。急に使いづらくなり過ぎ。
まず、日本語が読みづら過ぎる。検討内容や聞いてないことをたらたらと返答し過ぎ。
質問をするたびに、「で、そうすればいいの?」「結論は?」と聞くハメになっていた。
あと、一応全部のタスクをそつなくできるんだけど、過剰な装飾をしてきたり、変な回り道をしたりみたいなオーバーワークがすごく目立つようになってきた。
その点、Claude Opus 5.5は日本語がわかりやすい。また、変に検討をつらつら述べることもしないし、装飾などはいちいちセンスがあるものを出してくる。非常に使いやすい。
Claude Opus 5.5のタスク遂行力がGPT-6.1 Solよりも高い
これもモデルの特徴なんだけど、Opus 5.5は結論を出すための最小限の情報でタスクを処理しようとしている印象がある。
GPT-6系のモデルは結構そこら辺が慎重な印象があって、たくさんの情報を集めようとしたり、ひたすら監査を回そうとしてみたりする。
チャットでタスクをこなすときに大事なのは、あくまでも「チャット」として壁打ちをしながらゴールに向かっていく姿勢だと思っているので、最小限の情報で一旦出してくれるOpus 5.5は小回りが利いていい。

Claudeのアプリケーションの方がタスク遂行をするときに使いやすい
現状のデスクトップアプリケーションを比較したときにClaudeの方が扱いやすい。
というのも、Claudeの方がタスクを完了させるときに、複数の機能をシームレスに使い分けやすいからだ。
次の2つを見て欲しい。
まずはChatGPTのアプリ。

ChatGPTとCodexは同じアプリの中にあるものの、画面上のタブで分かれている。

さらにChatGPTの中でもChatとWorkが分かれていて、「Chat=AIとの会話」「Work=ローカルファイルを使ったタスク処理」といった棲み分けがなされている。
このとき、ChatとWorkを切り替えるのがめちゃくちゃめんどい。
例えば、YouTubeの数値分析をしたいとする。vidIQなどに連携しているのでおおまかな数字は拾ってこられる。もっと詳しい情報を知るためにブラウザを操作しようとすると、ChatGPTの場合はWorkに切り替えてブラウザ操作を実行→その結果をChatに持ってくるという、2つの画面間のやり取りをする必要がある。
一方で、Claudeはこんな感じ。


わかりにくいかもなんだけど、Claudeに関してはChatとCodeで分かれているだけ。ChatGPTでいうWorkの役割は結構Chatの中でやってくれる。よってChatの部分で聞いたタスクに関して画面を切り替えることなく完了に持っていきやすいのはClaudeの方なんだ。

Claude Docsが素晴らしい
あと、ClaudeにはClaude Docsという独自のドキュメント機能がアプリに内蔵されている。これが地味に嬉しい。
ChatGPTで同じことをやろうとすると、mdファイルやドキュメントを作るよう明示しないと作ってくれない。検討に検討を重ねてその検討過程のみを見せてくることが多くて、最終的なアウトプットを見ながらのレビューをするのが前提になっていない。
その点、Claude Docsを見ながらあーでもないこーでもないと言いながら、ときには自分で書き込んだりして成果物を作っていくことができるのはUIとして非常に使いやすい。
Claude Opus 5.5の特にすごいところ
ショート動画の自動作成がすごい
ここまでChatGPTと比較して「Claudeの方が使いやすい」という話をしてきたんだけど、実はClaude Opus 5.5固有のすごいところもある。
それは「ショート動画をほぼ自動で作れる」こと。
別記事で解説をしたいんだけど、自分の最近のYouTubeショートはClaudeに作ってもらっている。


自分が作った長編動画のURLをClaudeに渡して、「バズりそうな部分を特定して、ショート動画を作って欲しい」という依頼で投げている。

もちろん手動で調整は必要だし、バズにこだわるなら編集は綺麗過ぎるとも思う。ただ、今の自分の運営方針としては十分過ぎるクオリティを出してくれている。
GPT系のモデルにやらせたら、試行錯誤の末にゴミみたいなショートを提出してきた……
ClaudeでやっているようなRemotionを使った動画編集をGPT系のモデルにもやらせてみたんだけど結果は凄惨だった。

アーキテクチャについてかなりこだわりを持って、色々試行錯誤はしてくれたんだけど、うまく切り抜けていないし、テキストもスライド形式っぽい感じ。
残る懸念点
実はClaudeに乗り換えるという決断をする場合、困ることがいくつかある。
画像生成ができない
これは死活問題。自分はYouTubeのサムネイルとかを基本的にChatGPTの画像生成で作っている。
また、資料を作るときに「こういう素材欲しいな」を探しにいくのではなく実際に作ってしまうのは話が早くて結構便利だった。
ここら辺には対応したいので、すぐにChatGPTを解約することはせず、Plusプランにして様子を見たい。
リサーチ能力はGPT系の方が高い
これも所感でしかないんだけど、Claudeのリサーチはあまり信用ができないところがある。その差はDeep Researchをしたときに結構歴然と出て、Claudeはひたすら情報を集めていく感覚、ChatGPTは情報量とその処理能力によって適切に拾ってまとめ上げるような感覚がある。
ただ、直近の自分はほぼリサーチ系のタスクをしていないので、一旦ここは置いておいていいかなと思っている。
Dotsには期待している
OpenAIが2026年9月29日のDevDayで発表したDotsは結構期待しているところがあって、ここら辺のアプデでOpenAIがまた盛り返してくるのではという期待もある。
まぁAnthropicも似たようなものを出してくるかもしれんけど。
まとめ
最後に、今回の内容を振り返っておく。

自分がClaudeに戻ってきた理由は、大きく分けると次の4つ。
- 日本語が読みやすい:結論から話してくれて、聞いてもいない検討過程を延々と読まされることがない
- 仕事の進め方が合う:最小限の情報でまず初稿を出し、壁打ちしながら仕上げていけるので手戻りが少ない
- アプリの中で仕事が完結する:ChatとWorkを行き来しなくても、ツール連携・ブラウザ操作・Claude Docsまでひとつのチャットで済む
- ショート動画をほぼ自動で作れる:長編動画のURLを渡すだけで、実運用できるレベルのショートが上がってくる
一方で、画像生成ができないことと、リサーチ力ではまだChatGPTに分がある。なので、ChatGPTはすぐに解約せず、Plusプランにしてサブとして残しておく。
こんな人にはClaudeがおすすめ
- AIを「壁打ち相手」として使いながら仕事を進めたい人
- ChatGPTの回答が長くて、読むのがしんどいと感じている人
- 資料作成やブラウザ操作など、チャットの中で作業まで完結させたい人
ChatGPTを残した方がいい人
- サムネイルや広告素材など、画像生成を日常的に使う人
- Deep Researchでのリサーチが仕事の中心になっている人
結局のところ、どちらが「最強」かはモデルのアップデートひとつで簡単にひっくり返る。実際、自分もここ半年ほどでClaude→ChatGPT→Claudeと2回乗り換えている。大事なのは、ベンチマークや評判ではなく「自分の使い方で手戻りが少ないかどうか」で選ぶことだと思う。
いくつかの懸念点は残しつつも、自分は一旦Claudeをメインに据えて、必要に応じてOpenAI系のモデル・サービスを触っていく生活に戻ろうと思う。
ClaudeでYouTubeショートをほぼ自動で作るやり方は別記事で詳しく解説する予定なので、気になる人はまたブログを覗きに来てもらえると嬉しい。
