日常生活で使い倒す|ChatGPTの活用方法

生成AI

「休日(ワンちゃん平日も)に一番話している相手は?」
と聞かれたら「ChatGPT」と答える。

これは俺がChatGPTを使い倒しているからであって、友達がいない訳じゃない。

今回の記事ではそんな俺が実際にやっているChatGPTの活用方法を紹介する。
読者のChatGPTライフの参考になると幸い。

知る<<<<<<使う

よく、「プロンプトエンジニアリングを教えてください」「生成AI使うコツとかありますか?」と聞かれる。

返答は決まって「無料版でいいからとにかく使え」。

勉強するよりも自分の生活の中で積極的に使うことが自分の能力を拡張することに繋がるから、この記事を参考に、取り入れられそうなものはどんどん取り入れてほしい。

仕事編

提出書類の叩き台を作らせる

稟議書とか、経費の承認とか、仕事の依頼書とか…

仕事をやっていると、どこから手をつけていいのかわからない文書を作らなきゃいけないことが多々ある。

こういう時に一旦ChatGPTに作成をさせて、0 → 1はやってもらうっていうのがおすすめ。

議事録の作成

会議中に作った雑多なメモを他の人が読んでもわかるような形に体裁を整えるっていう作業が結構嫌いなので、ChatGPTにやってもらってる。

ある程度の階層が担保されている箇条書きなら、渡して一発目の生成で使えるレベルになる。

おすすめはよく作る議事録のフォーマットを持っておいて、それをプロンプトとしてメモと一緒に渡すこと。GPTsに落とし込むのもよし。

文章の構成を考えさせる

文章を作ってて、手が止まったら基本的にChatGPTに投げてしまう。

社外の人へのメールとか、上長に対する返信とか。作成するのにちょっと緊張するような文章で多い。

なお、まだ人の心を失ってはいないので、ChatGPT100%の文章はほとんど返さない。本当に(マジで)。

業務自動化

仰々しく書いたけど、
「このエクセルの手打ち面倒くさいな〜」
「この作業毎回やってて面倒だからもっと簡単にできるようにならないのかな」
とかそのレベルのもの。

その悩みをそのままChatGPTに入れると、結構いいアイデアを出してくれる。

エクセルとかスプレッドシートの関数とかも教えてくれるし、ちょっと高度でもコードを使った解決方法を教えてくれる。

ちなみに、古の社員が作った訳のわからないエクセルの関数とかもChatGPTに渡すとめっちゃわかりやすく解説してくれる。

アイデア出し

イベントのテーマを考えたり、文章のタイトルをつけたり。もうちょっと硬い使い方だと、メールの件名をつけたり。

自分で考えると、「うーん」となってしまうものはとりあえず聞いてみるのがおすすめ。

コツとしては

  • 質より量を重視してとにかくたくさん案を出させる
  • いくつかのヒントを与える
    • そのアイデアを届ける相手の情報
    • 考えなきゃいけないアイデアの条件

例えば、こんな聞き方。

キャリアについて考えることができてかついろんな業種の人が交流することができるコンセプトのカフェの名前を考えて。
・とりあえず10個
・「〇〇カフェ」的な名前で語呂がいいやつ

モデル〇〇の作成

これは何かというと、システムの試運転に必要なモデルデータとか、プレゼンで使う具体例の設定など。

直接的にそのものを扱えないシーンでモデルデータを作らせるのはよくやる。

気をつけなきゃいけないのは、機密データは基本入れちゃダメ。
そういう時は「カラムは〇〇で、このカラムは××みたいなデータがあって…」みたいな感じで説明する必要はある。

日常生活編

洗濯記号を読ませる

ユニクロとかに行った時によくやる。
タグとかについている洗濯記号を読ませてどういう意味かを答えさせている。

どんな感じにやるかというと以下のような感じ

この使い方を人に話したら「頭使え」って言われたんだけど、洗濯記号を今更暗記したくないので現状維持でいく。

基本わからないことは聞いてみる

これも基本なんだけど、話を聞いてて、「これ何かな」「この言葉の意味知らないな」「なんでこんなことが起きるんだろう」という疑問は基本的にChatGPTにぶつける。

今まで「後で調べよう」が強かったんだけど、ChatGPTを使うと、柔軟に知識を仕入れることができて、会話にすぐに参戦できたり、さらに考えを深めたりできる。

怠惰なわけでは決してない。考えるためにChatGPTを活用する。

相手が送ってきたメッセージの中で自分に関係するものをピックアップする

若干業務に関係する部分もあるんだけど、グループLINEとかで、いろんな話が進行してたりして自分に関係がある情報とない情報が混ざっている時がある。

これを全部ぶち込んで「俺に関係のあるものだけ教えて」っていうと、結構正確に抽出してくれる。

例えば仕事とかでも「来月の〇〇の担当者は以下の通りです。スケジュールをご確認ください。」に続けて、複数人の名前と日程がズラーっと並んだものが渡された時にChatGPTでこの使い方をすると、自分が確認するべき日程がすっきりとわかる。

抜け漏れの防止にも繋がる。

メンへLINEを解読させる

これは仕事的なものじゃなくてとある人からLINEでやたら長文が送られてきて(メンへLINEと呼んでいる)、結局俺に何をしてほしいのかわからない時があって、そういう時にChatGPTにぶち込んで「結局俺は何をしたらいいの?」って聞く使い方。

これが意外に良くて、自分の精神衛生を守ることにもなる。

逆に、文章が冗長になりやすい人は送る前に一回ChatGPTに通してから送るとノンストレスな文章を作ることができる。

毎朝ニュースを送信させる

有料プランだけだったと思うんだけど、ChatGPTにはタスク機能というものがあって、決まった質問を定期実行できる。

俺は「毎朝9時00分に『本日のAIニュース』を3つ教えて」という指示をしている。

興味のあるもののソースを確認して、その日の雑談とかに使うっていう感じ。

よくわからない説明書を読ませて回答させる

家電の説明書とか、契約の複雑な料金プランとか、サービスの仕様書とか。。。

こういうのをChatGPTに渡して解説してもらったり、自分の悩みに答えてもらったりする。

簡単なものならテキストをそのまま渡してもいいし、PDFを受け渡すことも可能。

翻訳をさせる

純粋にChatGPTは翻訳機として優秀。

音声入力と出力もできるし、文章を翻訳してかつ、シチュエーションに合わせた文章に変換することもできる。

英語学習にも使うことはできて、自分が作った英作文を添削してもらったり、会話の練習をすることも可能。

趣味などその他

個人開発

ChatGPTとの出会いで自分の中で一番変わったのはコーディングのハードルが鬼のように下がったことだ。

元々プログラミングを勉強していたんだけど、YouTubeのチュートリアルとかをみてもたまに仕様変更などでエラーが出る。

今までは色々調べて時には諦めていたんだけど、ChatGPTがいれば基本エラーの原因は特定できる。

これに気がついてから、コーディングの楽しさが倍増し、ついには簡易的なアプリケーションを作ることができるようになってしまった。

ここら辺の話は別の記事でまた書いていこうかと思う。

投稿物やデザイン系のデモ素材を作る

動画編集とかデザインもちょっとやっているんだけど、その時にも大活躍。

  • ポートフォリオを作る際の適当なクライアントの設定を作る
  • 制作物の練習をするための仮のテキストや素材を作る
  • 演出で「お経っぽい文字列」がほしいから出力してもらう

こんな感じで素材を作る時にもChatGPTはフル活用できる。

まとめ

今回は俺がやっているChatGPTの活用例を紹介した。

先述の通り、ChatGPTは知るより慣れることが大事。
ぜひ使い倒してほしい。

最後に。繰り返しになるけど、俺がChatGPTと話しているのは友達がいないからではなくて、使い倒しているからだ。

生成AIについて他のツールにも入門したい人は以下の記事を参考にしてほしい。

東京在住の25歳。
後先は考えないタイプで、高校受験、東大受験(現役・浪人)ともに併願なしで挑んでました。
東京大学文科1類に運良く合格。法学部に進みましたが、一番面白かったのはICT系・芸術の授業でした。
興味が続かずに弁護士にはならず、ITベンチャー企業で働いています。
動画編集、プログラミング、最近はAIなど色々やってます。

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