作業をしているとFinderの挙動がおかしくて、調べていくと、システムデータ量が膨大になっていて、ストレージ残量が80Gになっていることが原因だった。
Adobe After Effectsを使っている場合にはこの問題に陥りやすいとのことだったので、今回はその対処法について解説する。
そもそもFinderが重くなる原因
おもに以下のような原因がある。
- クラウド同期・バックグラウンドプロセスの影響
- 大容量フォルダ・アイコンプレビュー
- 設定ファイルの破損
- システムリソースの不足
今回の記事では、Adobe AfterEffectsを使っている人にこのシステムリソースの不足が起こりやすいという話をする。
今回の症状
Finderの挙動がおかしかった。具体的には
- ファイルを開こうとするとそこまで重いファイルじゃないのにレインボーカーソルが出て動かなくなる
- 再起動しても挙動が治らない
- ブログ執筆やギガファイルでのやり取りでアップロードが遅い
上記のような症状でおかしいと感じて色々と試した結果の話。
結論|Macのストレージ容量が80Gしかなかった。
原因はかなり単純で容量が逼迫していたため。
これの確認方法としては
- 画面左上のAppleメニュー()をクリックし、「このMacについて」を選択
- 表示されたウィンドウで「ストレージ」タブをクリック
- ストレージの使用状況がカテゴリ別に色分けされたバーで表示され、空き容量も確認できる
ストレージ容量逼迫の原因
調べたところシステムデータ量がストレージ容量を逼迫している。
これの確認の仕方はいろいろな記事で解説されているからそれを参考にしてもらうとして、かなり容量をとっていたものを2つ紹介する。
Adobe After Effectsのキャッシュファイル
AfterEffectsという映像制作アプリケーションを使っていると、一時ファイルとかキャッシュデータが自動的に生成・蓄積をされる。これの恩恵は知らず知らずのうちに受けていることが多いんだけど、これを対処しないとシステムデータ量が爆発してしまう。
キャッシュを定期的に削除する
After Effectsの環境設定(Preferences)の「メディア&ディスクキャッシュ」項目から、「ディスクキャッシュを空にする」を実行することで、不要なキャッシュファイルを削除できる。
以下の画像の部分から「メディア&ディスクキャッシュ」を選択

遷移した先で「ディスクキャッシュを空にする」というボタンを押すと、容量が空く。

まとめ
Adobe After Effectsがシステム容量を圧迫しがちという事象でややこしいのは「ストレージ部分では『システムデータ量』として表示されるから気が付きにくい」という部分だと思う。
After Effectsを使っていてデータ容量に悩んでいる人は参考にしてほしい。