最近、Claude 3.7 Sonnetというモデルがリリースされた。
Anthropic社が出した最新モデルである。
このモデルをフル活用するために、ChatGPTだけじゃなくてClaudeにも課金をしてしまった。
この記事では実際に課金してClaudeを触ってみた感想やChatGPTとの比較などについて解説する。
結論、Claudeの方が「好き」

課金して色々と触ってみたが、体感としてClaudeの方が好きだし、使いたいと思える出力をしてくる。
理由としては、全体的に「センスがいい」から。
具体的なものをここからいくつか出していく。
推しポイント①|デザインのセンスがいい
Xでも多くの人がコメントしていることなんだけど、
Claudeはデザインセンスがかなり高い。
例えば、WebアプリケーションのUIを考えさせるとClaudeは一発出しでこんな感じに出力してくれる。
さらに、SVGの描画によって、スライド作成も自動化できる。

こんな感じの資料が簡単に作成できてしまう。
SVGのファイルはパワポを使って編集することもできるし、Figmaで編集することもできるので、かなり実用度は高いと言っていい。
推しポイント②|使いやすい文で、速く出してくれる
ChatGPTのo系のモデルは詳細だし、信頼感があるのは事実なんだけど、そのまま使いやすいかと言われると縦に首は触れないし、そもそも生成に結構時間がかかる。
その点、Claude 3.7 Sonnetは回答の生成と文章の長さのバランスがちょうどいい。
シンプルに「そのまま使える」的なセンスのいい文章を返してくれる印象がある。
推しポイント③|シンプルにコーディング能力が高い
これは感動したんだけど、o1-proでエラーが起きる問題をClaudeは結構解決する。
Webアプリケーションのコードを記述させてみても、一発出しのクオリティがかなり高い。
でも、信頼できるのは「ChatGPT」

Claudeは確かにいい。ただあくまで「好き」であって「頼れる」って感じじゃない。
ここまでClaudeの推しポイントを説明してきたんだけど、じゃあChatGPTから完全に乗り移るかと言われると微妙。
理由は下の通りで、ClaudeよりChatGPTの方が信頼できる振る舞いをしてくれるから。
Claudeは挙動が安定しないことがある(最近は直ってきた)
これはWebUIやMacOSのアプリの話なんだけど、なんか表記がバグることがある。
例えば、チャットの入力欄が一定の位置にこなかったり、画面比率によって表記がぶれたりする。(初期より改善したと思うけど。)
あと、制限が結構速くくる印象。これはClaude 3.7 SonnetのExtendedモードをデフォルト的に使っているからな気がする。
膨大な文章を理解する能力はChatGPT
プロンプトに入れ込める文章の量やその入れた文章の理解力はChatGPT系のモデルの方が優秀な印象。
自分は月3万のモデルであるo1-proを使っているから当然っちゃ当然なんだけど、明らかに文量が増えるとChatGPTに分売が上がる。
これはそもそものモデルの強さな気がする。
これはコーディングでも言えて、ある程度の長さのPythonコードを「Google Colaboratoryで動くように書き換えて」というように頼んだら、Claude系のモデルは限界が来た一方で、o1-proは完遂した。
文章執筆能力についてはChatGPT
さっきはClaudeで使いやすい文章を作ってくれるということを言ったんだけど、長い文章を書かせるタスクや、綺麗な文法の文章を書かせるタスクはChatGPT系のモデルの方が使いやすい。
o1-proはもちろんこれに該当するし、最近リリースされたGPT-4.5とかもこれは得意。
ChatGPT=優等生タイプ、Claude=就活無双タイプ

ここまでの話をまとめると、こんな感じでまとめられる。
- ChatGPT = 正確さが売り。勉強ができる優等生タイプ。国公立理系。
- Claudd = センスが売り。就活無双する社交タイプ。難関私立文系。
異論は認める。
まとめ|どちらも使うがClaudeの重要度が上がった
今回の動画ではClaudeに課金して使ってみた感想を述べた。
今後はClaudeにも課金を継続して、実際の業務の中で使っていきたいと思う。
正直、今まではChatGPTが強すぎて他の会社のモデルはほぼ使ってなかった。
ただ、最近は各社がそれぞれモデルの棲み分けがなされてきている。コーディングやデザインに関しては圧倒的にClaudeのセンスがいいので、自分の中での優先順位が上がった。
今後も気がついたことは記事にまとめていく。