一時期は検索に特化したAIツールとして超活用していたPerplexity。
このブログでも最初に使うべきAIとしておすすめをしていた。
ただ、ここ最近このPerplexityを使わなくなってしまっている。
その理由と代替手段、今のPerplexityの評判などを解説していく。
Perplexityとは
Perplexityとは、チャット形式のAIツールで、ユーザーの質問に対してインターネット上の最新情報をもとにして回答を生成する。
- 情報源が明示される
- 最新情報について回答を出すことができる
- 検索の結果を踏まえて関連質問が提案される＝そのトピックを深掘りできる
- スマホアプリもあって使いやすい
こんな感じの特徴があった。
そもそもPerplexityを使っていた理由
1ヶ月前くらいまではPerplexityをChromeのお気に入りタブの先頭に置いておくくらいフル活用していた。
それは自分が以下のような利点をPerplexityに感じていたから。
ChatGPTでは最新情報は聞けなかった
そもそも自分が Perplexityと出会ったタイミングでは、
「ChatGPTでは最新情報は聞けない」
「ChatGPTなどのLLMは誤情報が多い&平気で嘘をつく」
と言う見解が一般的だったし、自分もそう思ってた。
そんな中で、検索ができて、情報源にアクセスできるというPerplexityは革命的だった。
検索結果の表示が早い
他にも検索系のツールはあるんだけど、Perplexityが圧倒的に早かった。
これを使うシーンってMTG中に「この単語何かな？」とかの疑問が生じた際にそれをPerplexityに入れて意味を確認する用途で使っていた。
そのシーンで使う場合、回答の精度よりも速さが大事。
他のツールに比べて回答のスピードが速いのはPerpelxityの魅力だった。
なぜPerplexityを使わなくなってしまったか
ただ、先述の通り自分は今Perplexityをほぼ触ってないし、お気に入りタブからも削除してしまった。
理由は単純で
ChatGPTが検索機能において追いつき、かつ追い抜いてしまったため。
ChatGPTに検索機能がついた
ChatGPTにも検索機能がついたことが大きい。
参照文献の明示もされているし、最新情報にもアクセスができる。
加えて、検索機能を利用有無や使用するモデルも柔軟に選べる。
検索機能の体験的にはそこまでPerplexityと比べて回答の質が損なわれるかと言うとそうでもない。
ただ、検索機能がついた当初はPerplexityの方が検索に最適化されている印象があって、YouTubeの動画でも、「Perplexityをメインに利用する」旨の発言をしていた。
ChatGPTの方が追加質問がしやすい
事情が変わってきたのはこの観点。Perplexityを使っている時にはあまり気が付かなかったんだけど、検索機能によって作った回答を踏まえて追加の質問をしたり、考察をしたりする使い方がかなり使いやすい。
例えば、
「今日のニュースを教えて」→「それを〇〇の観点から分析して」
「〇〇の株価を教えて」→「動向を分析して」
と言うような使い方ができる。
この使い方をしようとするとPerplexityはめっちゃ使いづらい。
なぜなら、毎回律儀に検索される仕様で、あまり文脈を踏まえた考察や解答生成には最適化されていないから。
Perplexityだと、文脈を踏まえずに回答を作ってしまうことも多かった。
DeepResearch機能によって高度な検索体験が可能に
加えて、最近のOpenAIのプロダクトの進化によって検索機能単体の精度としても劣ることとなった。
DeepResearchというProプランユーザー向けの機能が実装され、それを触るといよいよPerplexityを使う意味がなくなる。
そもそも参照できる情報の量が違うし、生成する回答の長さも質も桁違いな印象。
DeepResearchを体験したことによって、Perplexityからさらに遠のくことになった。
Perplexityの推論機能もあるけど、評判が悪い
Perplexityは悪いニュースだけじゃなくて、DeepResearch機能が実装されて、無料ユーザーも1日5回まで使える。
ただ、これについては悪い評判が目立つ。
まぁ自分でも詳しい検証をすべきなんだけど、この情報たちを見ているとわざわざ試してみる気が起きなくなってしまう。
まとめ
今回はちょっとコラム的な感覚でPerplexityを使わなくなった理由を解説した。
かつては毎日のように触っていたツールが追い抜かれてしまったのは正直悲しい。
ただ、Perplexityが一時代を作っていたのは事実だし、新たな機能によってまた復活する可能性もある。
今後のPerplexityに期待したい。
